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台東区 / 蔵前

【台東区】ルフォン蔵前グランスイート

蔵前駅徒歩6分・全39邸・1〜3LDK|建築士が見た"1フロア3戸という設計の必然"

2026.08.08 by 一級建築士ryo 読了 約15分
ルフォン蔵前グランスイート 外観完成予想図
出典:サンケイビル・丸紅都市開発「ルフォン蔵前グランスイート」公式サイト
蔵前で物件を探していて、このマンションが気になっている方へ。
この記事では、全39邸・全邸角住戸という珍しい設計の意図から、蔵前エリアの資産性と洪水リスク、価格の妥当性まで、購入判断に必要な情報を一級建築士の目で整理します。
結論から言えば、蔵前という街の文化・雰囲気に共感し、採光と収納を最優先する30〜40代のDINKsや単身者にハマる物件です。
一級建築士として20年、設計の現場から見た視点で書きます。
最後に「こんな人にすすめる/すすめない」の判定もまとめています。

物件概要

SECTION 01 / OVERVIEW

スペック

所在地東京都台東区三筋二丁目1番33(地番)
売主株式会社サンケイビル、丸紅都市開発株式会社(販売提携〈代理〉は東急リバブル株式会社。公式サイト物件概要)
施工ライト工業株式会社(設計・監理は有限会社環境デザイン研究室。公式サイト物件概要)
規模地上14階建・RC造
総戸数39戸(全邸角住戸・内廊下)
間取り1LDK〜3LDK(公式サイトのプランページ)・専有面積36.14㎡〜70.25㎡(全39戸が対象。公式サイト物件概要 2026年9月23日時点)
竣工予定2028年9月下旬予定
引渡予定2028年10月下旬予定
販売開始予定2026年11月中旬予定(現在は予告広告段階。公式サイト物件概要 2026年9月23日時点)
価格帯未定(価格・販売戸数とも。公式サイト物件概要 2026年9月23日時点)

主要駅へのアクセス

主要駅所要時間/乗換
東京(JR)都営浅草線→東京駅 約18分/乗換1回
大手町都営浅草線→東京メトロ東西線→大手町 約13分/乗換1回(Google マップの乗換案内)
上野東京メトロ銀座線(田原町駅)→上野 約3分/乗換0回(公式サイト)
新宿都営大江戸線→新宿 約22分/乗換0回
渋谷東京メトロ銀座線(田原町駅)→渋谷 約34分/乗換0回(公式サイト)

※乗換案内・公式サイトの所要時間に基づく目安(新宿・上野・渋谷は公式サイト記載の通勤時の値)。最寄りは都営浅草線・都営大江戸線「蔵前」駅(徒歩6分)、都営大江戸線・つくばエクスプレス「新御徒町」駅(徒歩6分)、東京メトロ銀座線「田原町」駅(徒歩8分)の計3駅4路線。

一級建築士ryoが見る「1フロア3戸という設計の必然」

SECTION 02 / SITE & CONTEXT

ルフォン蔵前グランスイート 外観完成予想図(正面)
出典:サンケイビル・丸紅都市開発「ルフォン蔵前グランスイート」公式サイト

39戸を地上14階建に収める。居住フロアを13階分と見ると、1フロアあたり3戸という計算になる。一般的な中規模マンションは1フロアに6〜8戸が並ぶのに対し、この物件は3戸しか入らない。それでも「全邸角住戸」という条件を満たすには、建物の断面形状を極限まで工夫する必要がある。

公開されている間取り情報によれば、タイプB(南東角住戸)とタイプC(南西角住戸)が南側に各1戸、タイプA(3面開口)が北側端部に1戸配置されている。つまり建物は南北に長い矩形か、南端を二分した細長い形状をしていると読める。南向き2戸が東西の角を占め、北端の1戸が東西南3面に開口を持つ——この配置が「全邸角住戸」の正体だ。

ルフォン蔵前グランスイート 外観完成予想図(斜め角度)
出典:サンケイビル・丸紅都市開発「ルフォン蔵前グランスイート」公式サイト

外観デザインは、伝統色「藍墨茶(あいすみちゃ)」を基調とした縦格子のガラスパネルを重ねた意匠だ。斜めに配置されたバルコニーガラスが立面に奥行きとリズムを与え、周辺の下町街区に対してモダンながら過剰にならない佇まいをつくっている。14階という高さが周囲の街区スケールと大きく外れず、3戸/フロアという密度の低さが外観にも「余白感」として表れている。

39戸を14フロアに分散させた結果として、1フロアに廊下を歩く住人の数は最大3人になる。内廊下であっても見知った顔がすれ違う感覚に近く、大規模物件では得られない「小さなコミュニティの濃度」が生まれる。これはコンセプトの言葉ではなく、数字から必然的に生まれる居住性の特徴だ。

— RYO'S VIEW

「全邸角住戸」は販売上のキャッチフレーズではなく、3戸/フロアという平面計画が生み出す必然の結果だ。窓が2方向以上に開く住戸は、採光・通風・視線抜けのすべてで中住戸を上回る。コンパクトな物件の中に、採光環境では大規模物件の特定住戸と同じ質を全戸に担保した設計意図は見落とせない。

駅から物件までの道のり

SECTION 03 / WALKING ROUTE

出典:Google マップ/物件位置はピン中心(台東区三筋2丁目。公式サイトの現地案内図にある Google マップの位置)。蔵前駅まで徒歩6分(サンケイビル公式サイト記載値)。
ルフォン蔵前グランスイート 現地案内図
出典:サンケイビル・丸紅都市開発「ルフォン蔵前グランスイート」公式サイト(現地案内図)

改札を出てから

都営浅草線「蔵前」駅のA4出口を出ると、目の前に江戸通りの幹線道路が南北に走る。ここから物件まで徒歩6分。公式サイトの現地案内図の徒歩ルート例では、江戸通りから西へ折れ、蔵前小学校の脇を抜けて三筋方面へ向かう。大江戸線側はA5出口から春日通りを西へ歩くルートだ。改札の出口を間違えても、地上に出ればすぐ方向が把握できるシンプルな動線だ。

道のり前半(駅前〜中盤)

駅前から西に進むと、問屋街の名残を残す低層ビルと、近年リノベーションされたショップが混在する街並みが続く。玩具・文房具・クラフト系の店が点在し、昼間は問屋の搬入業者と観光客が交差するにぎわいがある。通りを曲がって三筋方面に入ると、4〜6階建ての中規模ビルや住宅が混在する静かな街区に切り替わる。

道のり後半(物件直前)

物件のすぐ西側に24時間営業の「スーパーヤマザキ 三筋店」(公式サイトでは徒歩2分・約120m)があり、このあたりで街の密度が一段落ちる。大通りからの喧噪が遮られ、信号待ちなしで敷地に到達できるルートも存在する。物件の接道は比較的静かで、朝の出発時に交通量の多い幹線道路を最初に歩く動線設計になっている。

歩いてみての体感

台東区三筋2丁目は、台東区の多くのエリアと同様に地形がほぼ完全な平坦だ。標高約2m(敷地付近1.7〜2.1m、国土地理院の標高データ)の低地に位置し、駅から物件まで高低差はほぼ皆無。坂のない徒歩6分は、子連れでもシニアでも体感距離が短く感じられる。夜間も江戸通りからの明かりが届き、三筋方面の路地も人通りがある。

— RYO'S VIEW

完全平坦・徒歩6分というアクセスは、都内でも上位の日常快適性だ。一方で「問屋街と住宅が混在する下町」という街の雰囲気は、清澄白河や代々木上原のような洗練された街区とは異なる。蔵前の「クラフトの街」文化に共感できるかどうかが、この物件を選ぶ際の最初の問いになる。

立地と街の読み方

SECTION 04 / LOCATION

「東京のブルックリン」と呼ばれる蔵前

蔵前は江戸時代に幕府の米蔵が置かれ、明治以降は玩具・菓子・文具の問屋街として発展したエリアだ。近年はその問屋ビルをリノベーションしたカフェや雑貨店、革製品工房が集まり、クラフト系の文化発信地として注目を集めている。SNSで「東京のブルックリン」と紹介されることが増え、若い層の来街者が増加中だ。

物件が位置する三筋2丁目は、蔵前の中心部より少し西に入ったエリアで、観光客の多い蔵前1〜2丁目から適度な距離を保ちながら、インフラ利用の便は共有できる立地だ。再開発予定は特に公表されていないが、周辺では中小ビルの建替えが散見され、街の更新が進んでいる段階と見る。

生活インフラ・学区

スーパーは24時間営業の「スーパーヤマザキ 三筋店」が徒歩2分(約120m)、「ライフ 新御徒町店」が徒歩6分(約420m)にある(公式サイト)。公立小学校は「台東区立蔵前小学校」が徒歩約3分(220m)と近接しており、子育て世帯にも通学環境は整っている。学区は台東区教育委員会で確認してほしい。秋葉原・上野エリアへも徒歩15〜20分圏内で、週末の外出先の選択肢が広い。

ルフォン蔵前グランスイート エリアマップ
出典:サンケイビル・丸紅都市開発「ルフォン蔵前グランスイート」公式サイト(エリアマップ)

ハザードマップで見る安全性

SECTION 05 / HAZARD

洪水浸水想定(荒川)該当・敷地付近は浸水深3〜5m(想定最大規模。国が管理する荒川などの想定。国と都の河川を合わせた計画規模では0.5〜3m。国土交通省 重ねるハザードマップ)
洪水浸水想定(隅田川)該当・隅田川など都が管理する河川を含めて重ねても、敷地付近は浸水深3〜5m(想定最大規模。国土交通省 重ねるハザードマップ)。隅田川単独の浸水深は東京都の浸水予想区域図で確認してほしい
高潮浸水想定該当・敷地付近は浸水深0.5〜3m(想定最大規模の高潮。国土交通省 重ねるハザードマップ)
土砂災害警戒区域非該当(平坦な低地で、半径約600m以内に警戒区域はない。国土交通省 重ねるハザードマップ)
液状化危険度沖積低地(東京都の地盤分類「沖積低地2」)。液状化の可能性は、購入前に東京都「東京の液状化予測図」で確認してほしい
地域危険度(地震火災)総合ランク3(建物倒壊4・火災3/5段階。東京都 地域危険度測定調査 第9回・台東区三筋2丁目)
海抜・標高約2m(敷地付近1.7〜2.1m。国土地理院の標高データ)
最寄避難所台東区立蔵前小学校(蔵前4丁目・直線約180m。国土地理院 指定避難所データ)

出典:国土交通省ハザードマップポータル(重ねるハザードマップ)/台東区公式ハザードマップ/東京都地域危険度測定調査(第9回・令和4年9月)/国土地理院(標高・指定避難所データ)。浸水深・液状化リスクは購入前に台東区防災課(03-5246-1092)への確認を推奨。

— RYO'S VIEW

台東区三筋2丁目は標高約2mの低地で、荒川が氾濫した場合の浸水想定は3〜5mに達する。これは都内でも上位の浸水リスクだ。ただし、荒川の堤防は二線堤(スーパー堤防)整備が進んでおり、想定最大規模の降雨でも即時浸水になるわけではない。建物の1階は共用部のみという設計は、入居者の居室を浸水ラインから引き離す配慮と読める。

台東低地の洪水リスクを読む

SECTION 06 / KEY RISK

台東低地の洪水リスクとは何か

荒川の「洪水浸水想定区域」とは、堤防が決壊した場合に浸水するエリアを国が指定したものだ。台東区のほぼ全域がこの区域に含まれており、想定される最大浸水深は3.0〜5.0mとされている。5mとは2階の床面にあたる高さだ。つまり「地上階の住戸に住んでいると水につかる」レベルのリスクが公式に認定されている。

これに加えて、液状化リスクも考慮が必要だ。台東区の多くは江戸時代以降に埋め立てや地盤改良を繰り返した人工的な低地で、地下水位が高く地盤が軟弱な場所が多い。大規模地震の際に地盤が液状化すると、建物の傾斜や地中の配管破損が起きる可能性がある。ただし、新築マンションは杭基礎によって支持層(固い地盤)まで杭を打ち込む設計が標準だ。建物本体の倒壊リスクより、ライフラインの復旧に時間がかかるリスクの方が現実的な影響として大きい。

この物件への影響を読む

ルフォン蔵前グランスイートは地上14階建で、1階は共用エントランスのみの設計だ。居住フロアは2階以上となるため、3〜5mの浸水が発生した場合でも、2階(床面高さ約3m)以上の住戸に直接被害が及ぶリスクは低い。ただし、エレベーターや駐輪場・駐車場が地上部にあれば停止・浸水の可能性がある。建築確認は2026年5月に下りている(公式サイトの物件概要)が、現時点では地下の有無や設備の詳細は公表されていない。

隅田川など都が管理する河川の想定を重ねても、敷地付近の浸水深は3〜5mで変わらない(想定最大規模。国土交通省 重ねるハザードマップ)。さらに東京湾の高潮でも、敷地付近は浸水深0.5〜3mの想定区域に入る。いずれの場合も1階共用部への影響は生じる。荒川・隅田川の氾濫と高潮という複数のリスクが存在するエリアであることは、購入前に自分なりの「許容できるリスクライン」を確認しておく必要がある。

自分で確認する方法

まず「台東区水害ハザードマップ」(台東区公式サイトからPDFダウンロード可)で三筋2丁目の浸水深を目視確認する。次に国土交通省「ハザードマップポータルサイト」(disaportal.gsi.go.jp)で「重ねるハザードマップ」機能を使い、物件住所で液状化危険度・洪水浸水想定を重ねて確認する。モデルルームでは「1階共用部の浸水対策(止水板の有無)」「エレベーターの非常電源と浸水停止のフロア設定」「駐輪場・駐車場の位置(地下か地上か)」を必ず確認する。台東区防災課(03-5246-1092)への問い合わせでエリア別の詳細データも入手できる。

— RYO'S VIEW

台東低地の洪水リスクは「低い」ではなく「ある」と正直に向き合うべきだ。3〜5m浸水想定は都内でもリスクが高い部類に入る。一方で、2階以上に居室があり、止水板や非常電源を備えた物件は実際の被害を大幅に軽減できる。この点をモデルルームで確認し、「自分が買うフロアが何階か」を決める前提情報として必ず取得してほしい。

共用部の見立て

SECTION 07 / COMMON AREA

ルフォン蔵前グランスイート エントランス完成予想CG
出典:サンケイビル・丸紅都市開発「ルフォン蔵前グランスイート」公式サイト(エントランス完成予想CG)

内廊下設計を採用し、外気の影響を受けない廊下環境を確保している。39戸・14階建という規模において内廊下は維持管理コストが高くなる選択肢だが、それをあえて採用したことは「住環境の質」への明確な意思表示だ。1フロア3戸の内廊下は、1往復で玄関3戸分を通過するだけの極めて短い廊下になる。廊下でのプライバシーは大規模物件より格段に高い。

ルフォン蔵前グランスイート 内廊下完成予想CG
出典:サンケイビル・丸紅都市開発「ルフォン蔵前グランスイート」公式サイト(内廊下完成予想CG)

各階個別の宅配ボックスを設置するという仕様も、小規模物件としては異例の充実度だ。宅配ボックスが各階にあれば、エレベーターでフロアを往来する必要がなく、在宅ワーカーや深夜帰宅者に実用的だ。全邸にシューズインクローゼット(SIC)を設けているのも、この規模の物件では差別化要素になる。駐車場は39戸に対して平置き3台、自転車置場は63台、バイク置場は1台で、月額はいずれも未定だ(公式サイトの物件概要)。車を持つ世帯は、区画を確保できるかをモデルルームで確認しておきたい。

— RYO'S VIEW

39戸で内廊下・各階宅配ボックスという選択は、共用部コストを意図的に高く設定している。管理費が通常の外廊下物件より割高になることは避けられないが、日常のプライバシーと利便性への投資として評価できる。購入前に管理費・修繕の積立の月額を必ず確認し、総コスト(ローン+管理費)で予算計画を立ててほしい。

専有部の見立て

SECTION 08 / UNIT PLAN

公開されている間取りは1LDK〜3LDKの全3タイプ(A・B・C)。専有面積は36.14㎡〜70.25㎡と、都心水準でみると1LDKがコンパクト、3LDKでも70㎡台とファミリーには手狭に感じられる可能性がある。ただし、全室にウォークインクローゼット(WIC)が付き、各住戸にシューズインクローゼット(SIC)も完備されているため、収納体積の絶対量は面積以上に確保されている。

アウトフレーム工法(柱を外に出す構造)を採用しているため、室内に柱の出っ張りがない。面積の数字より広く感じられるのはこのためで、家具レイアウトの自由度が高い点も高仕様物件の証だ。キッチンには床暖房、浴室にはお掃除機能付き浴槽、食器洗浄乾燥機、タッチレス水栓と、設備仕様は全体的にグレードが高い。

タイプA(3LDK+3WIC+SIC・70.25㎡)——3面開口の中心プラン

ルフォン蔵前グランスイート タイプA 間取り図(3LDK・70.25㎡)
出典:サンケイビル・丸紅都市開発「ルフォン蔵前グランスイート」公式サイト

建物北端に位置する端部住戸で、東・西・北の3方向に窓を持つ。「3面開口」は1フロア3戸の中で最も窓の多いプランであり、風通しの良さが際立つ。3LDKとして全70.25㎡は東京都心では標準的なファミリー向けサイズ。全洋室にWICが付く構成は、夫婦・子どもの衣類を各部屋で分散管理できる利点がある。

タイプC(1LDK+WIC+SIC・36.14㎡)——南西角の単身・DINKs向けプラン

ルフォン蔵前グランスイート タイプC 間取り図(1LDK・36.14㎡)
出典:サンケイビル・丸紅都市開発「ルフォン蔵前グランスイート」公式サイト

南西角住戸・36.14㎡の1LDK。コンパクトながら角住戸なので南と西の2方向に採光がある。LDKと寝室が分離できる設計で、在宅ワーク需要にも一定対応できる構成だ。ただし、36㎡台は住宅ローン控除の対象外になる可能性がある(借入型は40㎡以上が要件)。ローン計画の際は税理士・金融機関に確認が必要だ。

— RYO'S VIEW

この物件は「面積より質」で勝負している。70㎡の3LDKは都内の同価格帯の物件より広くはないが、全室WIC・アウトフレーム・床暖房という仕様は上のクラスの質だ。1LDKの36㎡は蔵前エリアへの「入口価格」として機能するが、ローン控除の制限と管理費・修繕の積立を合算したトータルコストをきちんと試算してから検討することを勧める。

価格と周辺相場

SECTION 09 / PRICE

ルフォン蔵前グランスイートは2026年9月23日時点でも予告広告の段階で、価格・販売戸数は未定だ(公式サイト物件概要)。正式な価格公表は2026年11月中旬の販売開始に合わせて発表される予定。

周辺中古マンションの坪単価(参考)

物件名築年・坪単価・補足
ルフォン蔵前ザレジデンス2020年築・@380〜450万円/坪・直線約520m(台東区蔵前2丁目)
グランドコンシェルジュ蔵前2019年築・@290〜340万円/坪・距離500m(台東区蔵前)
蔵前エリア中古平均相場9,286万円(2026年6月)・平米単価約120万円・@396万円/坪

※周辺の中古マンションの売り出し価格などから見た、2026年8月時点の目安です(成約価格ではありません)。売り出し価格は時期によって変わるため、比べるときは最新の相場を確かめてください。

周辺中古の平均坪単価は約396万円(上の表の相場から算出)。正式価格発表後に「周辺中古より何%高いか」を確認し、その差額が仕様面の価値と自分の価値観に見合うかを判断することを勧める。

ここに住む日常

SECTION 10 / DAILY LIFE

この物件を買うのは、おそらく蔵前という街に「何か」を感じた人だ。価格や立地の合理性だけでなく、問屋街の歴史と新しいクラフト文化が交差する街の空気に共感できるかどうかが、購入の分岐点になる。想定されるのは、都心へのアクセスを重視しつつ、週末は街歩きや蔵前のカフェ・工房に立ち寄るライフスタイルを持つ30〜40代の単身者・DINKsだ。

平日朝7時。南西角住戸のタイプCに住む設定で考えると、朝の光が南と西の2面から入るLDKで出かける準備をする。スーパーヤマザキ 三筋店(徒歩2分・24時間営業)でコーヒーを買い、徒歩6分の蔵前駅から都営浅草線で18分ほど東京駅方面へ向かう。週末の昼は「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」でブランチ、夕方は「NAKAMURA TEA LIFE STORE」で日本茶を選び、徒歩10分の隅田川テラスを散歩して日が落ちる前に帰る——そんな使い方が自然に続く街だ。

生活利便チェック:

  • スーパー:スーパーヤマザキ 三筋店(徒歩2分・約120m・24時間営業)、ライフ 新御徒町店(徒歩6分・約420m。いずれも公式サイト)
  • 公立小:台東区立蔵前小学校(徒歩約3分・約220m。学区は台東区教育委員会で確認してほしい)
  • 公園:隅田川テラス(徒歩約10分・約730m)
  • 病院:蔵前協立診療所・野中医院・蔵前まえだクリニック(いずれも徒歩4分・約250m)、永寿総合病院(徒歩15分・約1,140m。いずれも公式サイト)

近隣のおすすめ店(Google マップ評価★4.0以上)

※評価はGoogle マップ評価(2026年9月時点)。徒歩分数はGoogle マップの徒歩ルートによる目安で、営業時間・定休日は変わることがある。

— RYO'S VIEW

蔵前は今、「下町の問屋街」から「クラフトの街」への移行途上にある。ダンデライオン・チョコレートやNAKAMURA TEA LIFE STOREのような洗練されたショップが増える一方で、旧来の問屋ビルや普通のランチ店も混在するのが現実だ。「蔵前ブランド」を享受できる一方で、休日の観光客の増加と生活感の薄さという両面を受け入れられるかどうかを、購入前に週末と平日の両方を歩いて確かめることを勧める。

まとめ

SECTION 11 / CONCLUSION

★評価(5段階)

立地★★★☆☆ 建物★★★★☆ 価格—(未発表) 将来性★★★☆☆ 総合★★★★☆

※荒川の氾濫で敷地付近が浸水深3〜5m(想定最大規模)、高潮でも0.5〜3mの区域に入り、地震の建物倒壊の危険度もランク4のため立地を★3とし、価格は公式の価格が未定のため★を付けずに「—(未発表)」とし、正式価格の公表後に付け直す(2026年9月見直し)。

良い点

  • 全39邸が角住戸——採光・通風・視線抜けを全戸に担保した設計。中住戸が存在しない希少な構成だ。
  • 3駅4路線利用可能(都営浅草線・大江戸線・東京メトロ銀座線・つくばエクスプレス)——都心・新宿・上野方面への多方向アクセスで、職場の変更や生活動線の変化に強い。
  • 内廊下・全洋室WIC・各階個別宅配ボックス——39戸という規模感でこの仕様を揃えた物件は都内でも少ない。

気になる点

  • 台東区三筋2丁目は荒川氾濫時に3〜5mの浸水想定区域で、高潮でも0.5〜3mの想定区域に入る——東京都内でも上位の水害リスクエリア。購入フロアと止水対策を徹底確認する必要がある。
  • 価格未定・竣工2028年9月——正式価格公表は2026年11月中旬、入居まで約2年以上の待機が発生。金利・市場環境の変化リスクを織り込んだ資金計画が必要だ。

こんな人にすすめる/すすめない

すすめる:蔵前のクラフト・下町文化に共感できる30〜40代の単身者・DINKs。都心へのアクセスと蔵前の街の空気を両立させたい人。採光と収納を最優先し、面積よりも住環境の質にお金を使える人。

すすめない:80〜100㎡超のゆとりあるリビングを求めるファミリー(最大70.25㎡は都心基準でも手狭)。水害リスクを許容できない人(標高約2mの低地エリア)。2028年秋まで待てず、2年以内に入居したい人。

出典・参考
・サンケイビル・丸紅都市開発「ルフォン蔵前グランスイート」公式サイト:https://www.lefond.jp/kuramae39/
・SUUMO「ルフォン蔵前グランスイート」:https://suumo.jp/ms/shinchiku/tokyo/sc_taito/nc_67736964/
・国土交通省ハザードマップポータルサイト:https://disaportal.gsi.go.jp/
・台東区公式ハザードマップ:https://www.city.taito.lg.jp/bosai/map/saigai/hazardmap.html
・周辺相場:マンションナビ/SUUMO中古(2026年6〜8月時点)
・案内図:Google マップ/サンケイビル「ルフォン蔵前グランスイート」公式サイト(現地案内図)
・スムラボ「ルフォン蔵前グランスイート」記事(2026年7月31日):https://www.sumu-lab.com/archives/138246/

ルフォン蔵前グランスイートの価格・間取りが気になったら

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この記事の情報について
  • 価格・販売戸数・管理費などは、記事に書いた日付の時点で売主の公式サイトなどに公開されていた情報です。販売状況や価格は変わることがあります。
  • 坪単価は公開された価格と専有面積からの計算、周辺の中古相場は売り出し事例などにもとづく目安で、実際の取引価格を示すものではありません。公式に発表されていない価格の予想は掲載していません。
  • ★の評価、「割高・割安」の判断、設計の読み解きは、一級建築士である筆者の個人的な見解です。将来の価格・資産価値・住み心地を約束するものではありません。
  • ハザードや地域の情報は、国や自治体が公開している資料をもとにしています。最新の内容は各自治体の資料で確かめてください。
  • 購入を考えるときは、売主の最新の資料と重要事項説明で必ず確かめたうえで、ご自身の判断でお決めください。当サイトは特定の物件の購入や投資を勧めるものではありません(免責事項)。
  • 内容に誤りを見つけたときは、お問い合わせの「記事の訂正依頼」からお知らせください。確かめたうえで直します。
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