【足立区】バウス北綾瀬タワー
北綾瀬駅徒歩3分・全147邸・2〜3LDK|建築士が見た"始発と公園前"
この記事では、千代田線始発駅という特殊な立地の実力・しょうぶ沼公園前という環境の意味・価格妥当性・荒川ハザードまで、購入検討に必要な視点を一級建築士の目で整理します。
結論から言えば、大手町・霞が関への通勤時間と、子育て環境の両方を重視する30代ファミリーにとって、検討価値のある一棟です。
一級建築士として20年、設計の現場から見た視点で書きます。
最後に「こんな人にすすめる/すすめない」の判定もまとめています。
物件概要
SECTION 01 / OVERVIEW
スペック
| 所在地 | 東京都足立区谷中二丁目1番1(地番) |
|---|---|
| 売主 | 中央日本土地建物株式会社 |
| 施工 | 株式会社長谷工コーポレーション(設計・施工) |
| 管理 | 中央日土地レジデンシャルサービス株式会社 |
| 規模 | 地上20階建て・鉄筋コンクリート造(タワー棟20階・テラス棟7階) |
| 総戸数 | 147戸(一般販売対象146戸) |
| 間取り | 2LDK〜3LDK・専有面積60.10〜77.12㎡(第2期1次の予告。今後販売する99戸の値。公式サイト物件概要 2026年10月2日更新) |
| 敷地面積 | 2,984.94㎡ |
| 竣工予定 | 2028年1月上旬 |
| 引き渡し予定 | 2028年4月上旬 |
| 価格帯 | 第2期1次(2026年11月上旬販売開始予定)は未定(公式サイト物件概要 2026年10月2日更新・2026年10月6日確認) |
| 販売代理 | 株式会社長谷工アーベスト |
主要駅へのアクセス
| 主要駅 | 所要時間/乗換 |
|---|---|
| 大手町 | 約25分/乗換0回(代々木上原方面への直通電車) |
| 表参道 | 約39分/乗換0回(直通電車) |
| 北千住 | 約8分/乗換0回(直通電車) |
| 渋谷 | 約46分/乗換1回(表参道乗換) |
| 東京(丸の内) | 約36分/乗換1回(北千住でJR常磐線〈上野東京ライン〉) |
※大手町・表参道・北千住は公式サイト記載の通勤時の所要時間(ジョルダン「乗換案内」2025年6月版)。渋谷・東京は乗換案内で平日朝7時台の直通電車を調べた目安。北綾瀬発の電車はすべて当駅始発で、平日朝6〜8時台の25本のうち14本が代々木上原方面へ直通し、残る11本は綾瀬止まり(綾瀬で乗り換え)だ(東京メトロ 北綾瀬駅 平日時刻表)。
一級建築士ryoが見る「千代田線始発と公園前」
SECTION 02 / SITE & CONTEXT
足立区谷中2丁目、北綾瀬駅から徒歩3分の敷地に立つ地上20階建てタワー。敷地面積2,984.94㎡に147戸を収めた本物件は、20階建てのタワー棟(西向き116邸)と7階建てのテラス棟(南向き31邸)に分かれる(公式サイト)。公式の平面図ではタワー棟は1フロア6戸で、都心の大型タワーで見られる12〜15戸/フロアの雑踏感はなく、廊下で隣人が顔を覚えられる規模感に抑えられている。建築面積1,351.86㎡は敷地の約45%にとどまり、残りを中庭(ガーデンコリドー)と3方向の道路に面した外構に回した配置と読める。住戸を2棟に分けたのは、西向きのタワーで眺望を、南向きの低層棟で日当たりを確保するための判断と読める。
敷地の北側、道路を挟んだ先にしょうぶ沼公園がある(公式の現地案内図。Google マップで徒歩約2分)。年間を通じて緑が維持される区立公園であり、初夏(5月中旬〜6月中旬)には約140品種・約8,100株のハナショウブが咲き誇る(足立区)。公園の緑は将来にわたって建物が建たない担保でもある。ただしタワー棟の住戸は西向きで、公園を正面に見る向きではない。北綾瀬という決して高級とはいえないエリアで、このマンションが「公園前の物件」という付加価値を持つのは、設計上の最大の強みだ。
建物はタワー棟とテラス棟の2棟構成。一部住戸を除き、バルコニー側の柱を部屋の外に出した設計(アウトポール設計)が採用されており、室内の壁際がすっきりとした長方形になっている。家具を壁に沿って置きやすく、60〜77㎡という専有面積の使い勝手を実質的に高める工夫だ。窓は横に連続して設けられており(一部住戸を除く)、住戸への光の入り方が豊かだ。
始発駅と公園前という2つの条件が同時に成立する物件は、東京23区内ではきわめて少ない。北綾瀬というエリアの「地価水準の低さ」は、逆にこの組み合わせを実現させた理由でもある。支線末端という不便さと、公園前始発という快適さを天秤にかけた上で判断を下す物件だ。
駅から物件までの道のり
SECTION 03 / WALKING ROUTE
改札を出てから
北綾瀬駅は高架駅で、物件へは駅の南端にある5番出口を使うのが近い(公式サイトの現地案内図の徒歩ルート)。出口の前にはしょうぶ沼公園の緑が広がる。2025年6月に開業した三井ショッピングパーク ららテラス北綾瀬は駅の北側にあり、物件とは反対方向だが、エリアの生活利便を大きく変えた施設だ。
道のり前半(駅前〜中盤)
5番出口を出て線路沿いを少し南へ進み、しょうぶ沼公園の南側の道を西へ向かう。駅前の喧騒はすぐに落ち着き、低層の戸建てや中層マンションが並ぶ静かな街並みが続く。通り沿いに小規模なスーパーや飲食店が数軒点在し、生活の気配が感じられる。歩道の幅は広くはないが、自転車と歩行者が無理なく共存できる程度には整備されている。
道のり後半(物件直前)
道の右手(北側)にはしょうぶ沼公園の緑が続き、植栽の気配が濃い。少し進んで南へ折れた先にバウス北綾瀬タワーの敷地が現れる。建物の高さはエリアで突出しており、遠くからでもランドマークとして視認できる。
歩いてみての体感
体感所要時間は3〜4分。足立区谷中周辺は荒川沿いの沖積地形に位置し、駅前も敷地も標高はほぼ0mで、駅から物件まで高低差はほぼゼロだ(国土地理院の標高データ)。平坦な道のりが続き、ベビーカーや荷物を持っての移動でも負担がない。夜の雰囲気は住宅街特有の静けさで、街灯は基本的に設置されているが、都心の幹線道路沿いに比べれば暗めだ。子連れでも安心して歩けるルートで、週末の公園散歩がそのまま帰宅導線に重なる。
この道のりの最大の強みは、駅を出た直後のコンパクトな動線にある。公園は徒歩約2分、駅は徒歩3分、スーパーはワイズマートが徒歩約5分、ららテラス北綾瀬のサミットストアが徒歩約8分と、日々の用事が徒歩10分圏で完結する構造だ。都心の利便性とは異なる種類の「使いやすさ」が、ここにある。
立地と街の読み方
SECTION 04 / LOCATION
街の成り立ちと近年の変化
北綾瀬は東京メトロ千代田線の末端駅で、長年「ローカルな住宅街」という性格だった。しょうぶ沼公園は旧地名「菖蒲沼耕地」にちなむ区立公園で、年間を通じて近隣住民に親しまれてきた。近年の変化として最も大きいのは、2025年6月に開業した三井ショッピングパーク ららテラス北綾瀬(駅直結・51店舗)だ。スーパーのサミットストアなどが入り、エリアの生活利便が格段に向上した。バウス北綾瀬タワーはこの施設の開業と同時期に計画が進んだ物件であり、「ららテラスありき」の立地評価になる点は購入者が認識しておくべき前提だ。
再開発動向
北綾瀬周辺で現在進行中の大規模再開発計画は公表されていない。千代田線の延伸計画も具体的なスケジュールは公式には示されておらず、当面は現状の路線環境が続く見込みだ。足立区全体では人口増加が続いており(区公式統計2025年)、北部エリアでのマンション需要は底堅い。ただし、都心エリアのような地価急騰を期待できる再開発ポテンシャルは現時点では限られる。
生活インフラ・学区
スーパーはワイズマート北綾瀬店(徒歩約5分)が最も近く、ららテラス北綾瀬のサミットストア(徒歩約8分)、西友北綾瀬店(徒歩約9分)も利用できる。足立区の学区域一覧では、谷中二丁目1〜5番の学区は足立区立東加平小学校(徒歩約5分)と足立区立東綾瀬中学校(徒歩約17分)だ。学区は購入前に足立区教育委員会で確認してほしい。小学校が徒歩5分に収まる点は子育て世帯にとって実用的だ。内科・小児科は駅周辺とららテラス北綾瀬4階のクリニックに集まっている(徒歩約6〜8分)。
ハザードマップで見る安全性
SECTION 05 / HAZARD
| 洪水浸水想定 | 該当(想定最大規模で敷地付近は浸水深3〜5m、周囲の一部は5〜10m。計画規模でも3〜5m。国土交通省 重ねるハザードマップ) |
|---|---|
| 高潮浸水想定 | 該当(想定最大規模の高潮で敷地付近は浸水深3〜5m。国土交通省 重ねるハザードマップ) |
| 津波浸水想定 | 非該当(内陸部) |
| 土砂災害警戒区域 | 非該当(平坦地。半径約600m以内に警戒区域はない) |
| 液状化危険度 | 東京都の地盤分類で「沖積低地」。液状化の可能性は購入前に東京都「東京の液状化予測図」で確認してほしい |
| 地域危険度(地震火災) | 総合ランク1(建物倒壊2・火災1/5段階。東京都 地域危険度測定調査 第9回・足立区谷中2丁目) |
| 海抜・標高 | 約0m(敷地付近 −0.6〜0.1m。国土地理院の標高データ) |
| 最寄避難所 | 足立区立東加平小学校(加平1丁目・直線約300m)ほか(国土地理院 指定避難所データ) |
出典:国土交通省 重ねるハザードマップ/東京都 地震に関する地域危険度測定調査(第9回・令和4年)/国土地理院 標高データ・指定避難所データ
足立区は東京23区の中でも水害リスクが最も高い部類のエリアだ。敷地周辺は荒川・中川・綾瀬川に囲まれた低地で、敷地の標高は約0mだ。荒川の堤防が決壊するような大規模洪水では敷地付近で3〜5m(周囲の一部は5〜10m)、最大規模の高潮でも3〜5mの浸水が想定されている。本物件は20階建てのため高層階は浸水の影響を受けにくいが、低層階の住戸および共用設備(エレベーター機械室・電気室)の配置と浸水対策は、モデルルームで必ず確認しておきたい。一方、地震時の地域危険度は総合ランク1で、23区の中では低い部類に入る。
千代田線支線・北綾瀬という終点を読む
SECTION 06 / KEY RISK
北綾瀬〜綾瀬間の支線とは何か
東京メトロ千代田線は代々木上原(小田急直通)から綾瀬まで走る路線で、綾瀬からJR常磐線に乗り入れる。北綾瀬は綾瀬から1駅先、約2kmの短い支線の終点だ。北綾瀬発の電車はすべて当駅始発で、平日の時刻表では朝6〜8時台の25本のうち14本が代々木上原方面(小田急線直通を含む)へ直通し、残る11本は綾瀬止まりだ。日中も1時間5〜6本のうち3〜4本が直通する。綾瀬止まりの電車に乗った場合は、綾瀬で代々木上原方面の電車に乗り換える必要がある(東京メトロ 北綾瀬駅 平日時刻表)。
ここで重要なのが「始発」という恩恵だ。北綾瀬を出発する電車はすべて空の状態でスタートするため、朝のラッシュ時でも座席を確保しやすい。直通電車なら大手町まで乗換なし25分、霞ケ関まで約33分と、都心方面への時間そのものは決して長くない。しかし日中の本数は1時間に5〜6本(ほぼ10分間隔)で、タイミングが合わなければ10分近くホームで待つことになる。「座って通勤できる」と「電車の本数が少ない」が同じ路線で同居している、という事実を正確に理解しておくことが必要だ。
この物件への影響を読む
朝の通勤ラッシュ(7〜9時台)は、北綾瀬始発の便が1時間に5〜8本程度運行される(うち代々木上原方面への直通は7時台5本、8時台3本)。直通電車に座って大手町まで向かえる体験は、毎日の通勤疲労を大きく減らす実利として機能する。都心の混雑路線で毎朝30〜40分立ちっぱなしになるストレスを考えれば、「座れる25分」は「立つ20分」より実質的に楽だと評価できる。
一方、問題が顕在化するのは日中・夕方以降だ。昼間の外出帰りや夜遅い帰宅では、綾瀬での乗り換え待ちが10分以上になる場面も珍しくない。自動車を持たないライフスタイルで、日中の外出頻度が高い人(在宅ワークの合間の買い物、子育てでの外出など)には、この待ち時間が積み重なってストレスになる可能性がある。また、北綾瀬から渋谷・新宿・池袋方面へは乗り換えが1回必要で(新宿・池袋は西日暮里でJR山手線、渋谷は表参道で乗り換え)、30〜50分程度かかる(公式サイト・乗換案内)。大手町・霞が関ではなく、副都心への通勤者には利便性が限られる。
将来の路線延伸については、東京メトロも足立区も現時点では公式な計画を発表していない。北綾瀬の支線が延伸・廃止・本線への統合されるシナリオは、2026年7月時点では見えていない。路線環境の改善を前提とした資産価値の読みは、現状では根拠が薄い。
自分で確認する方法
購入前に必ず確認すべき3点がある。第一に、東京メトロ公式サイト(tokyometro.jp)の時刻表で「北綾瀬発・綾瀬方面」の平日朝夕の本数と、行き先が「綾瀬」止まりか代々木上原方面への直通かを確認する。自分の通勤時間帯に直通が1時間何本あるかを数えることで、実際の利便性が体感できる。第二に、モデルルームで「北綾瀬から大手町まで、朝8時台に出発した場合の所要時間と乗り換え回数」を担当者に具体的に質問する。第三に、重要事項説明書を受け取る前に、自分で1度朝のラッシュ時に北綾瀬から大手町まで実際に乗車してみることを勧める。路線の混み方・乗り換えの複雑さ・ホームの雰囲気は、データでは分からない判断材料だ。
北綾瀬の支線は「弱点」ではなく「条件」だと私は位置づける。大手町・霞が関勤務で、かつ日中の外出が少ないライフスタイルなら、始発で座れる恩恵は相当大きい。逆に、渋谷・新宿方面の通勤者や、日中の行動範囲が広い人には、このエリアの交通条件は厳しいと正直に伝える。路線の価値を買い手自身の通勤パターンに当てはめて判断することが、この物件で最初にやるべきことだ。
共用部の見立て
SECTION 07 / COMMON AREA
エントランスは、キーを持ったままリーダーに近づくだけで解錠できるハンズフリーキー(ラクセスキー)を採用している。共用施設は設備を絞ったコンパクトな構成で、ワークスペース付きのクロスラウンジ・屋上テラス・中庭のガーデンコリドー・宅配ボックス・24時間ゴミ出し・カーシェアが揃っている(公式サイト)。豪華なスパやゲストルームといった施設は持たないが、これは管理費を抑えるための合理的な判断だ。管理費と将来の積立金は、公式サイトの物件概要では「未定」だ(第2期1次の予告。2026年10月2日更新)。金額が出たら、共用施設を絞った構成が月々の負担の軽さに表れているかを確かめたい。
共用施設の目玉は屋上のスカイリンクデッキだ。芝生が敷かれたルーフトップスペースで、東京スカイツリーを望める眺望が売主の訴求ポイントになっている。夏には隅田川花火大会や足立の花火を屋上から観賞できる。20階建てのタワーの頂上から見渡す足立区北部の地平は、平坦な地形ゆえに遠くまで抜ける。この体験は本物件固有の価値として、購入後の日常に確実に加わる。駐車場は37台(機械式33台・平置き4台。平置きには身障者用・カーシェア用・荷捌き用を各1台含む)で、月額22,000〜27,000円だ(公式サイト物件概要)。147戸に対して37台なので、車を持つ世帯は区画を確保できるかを確認しておきたい。
スカイリンクデッキは「あって良かった」ではなく「ここに住む理由のひとつ」になりえる共用施設だ。花火の季節に屋上で過ごす体験は、家族の記憶に刻まれる。ただし、エレベーターの基数は公式サイトに載っていない。20階建てのタワー棟に116邸が住む以上、朝のラッシュ・引越し・宅配集中時の待ち時間は、基数と運用方針をモデルルームで確認しておきたい。
専有部の見立て
SECTION 08 / UNIT PLAN
今後販売する住戸(第2期1次の予告・99戸)の間取りは2LDK〜3LDK・専有面積60.10〜77.12㎡で(公式サイト物件概要)、主力は3LDK(公式は平均専有面積を約70㎡としている)。一部住戸を除き、バルコニー側の柱を部屋の外に出した設計を採用しており、室内の各コーナーに家具をすっきり収める形で使える。さらに全邸にウォークインクローゼットと納戸が設けられ、平均収納率10%超を確保している。70㎡前後の3LDKでこの収納量は水準以上で、子育て世帯が長期にわたって使い込める実用性がある。ガス温水床暖房と浴室乾燥機は全邸標準装備。
タイプD2(3LDK・70.18㎡)——中心プラン
供給戸数が最も多いと見られる3LDK・70.18㎡のプラン。リビング・ダイニングを中心に各個室が配置される標準的な構成で、家族3〜4人の生活動線が無理なくまとまる。ウォークインクローゼットと独立した納戸が設けられており、30〜40代ファミリーが長く住み続けることを想定した収納量が確保されている。
タイプAb(3LDK・71.40㎡)——特色プラン
タワー棟の北端にある角住戸で、西と東の両面にバルコニーがあり、北側の壁にも窓がある(公式の間取り図と8階平面図)。北側はしょうぶ沼公園の方向で、階が上がるほど公園の緑と遠方の空が視界に入りやすい。71.40㎡とD2に近い広さながら、3方向に窓がある開放感が室内の質を変える住戸だ。D2との最大の違いは「角住戸で抜けがあるかどうか」という点で、同じ㎡数でも暮らしの質感が異なる。
この物件の専有部は「収納と四隅の整形で勝負している」と読む。価格が出たら、北綾瀬エリアの中古相場(坪197〜258万円程度)との差を「新築プレミアム」として納得できるかが問われる。その判断は、収納の充実・公園前という立地・始発という利便性を個人がどう評価するかによる。ハマる人には刺さる設計方針だ。
価格と周辺相場
SECTION 09 / PRICE
販売はすでに第2期1次(2026年11月上旬販売開始予定)の予告まで進んでおり、その予定販売価格は未定だ(公式サイト物件概要 2026年10月2日更新・2026年10月6日確認)。公式サイトには過去の期の価格も載っていない。今後販売する住戸(2LDK〜3LDK)に4LDKは含まれない。毎月の管理費・将来積立も公式では未定だ。価格が出たら、下の周辺中古の坪単価(表)や近くの新築の実際の価格と並べて確かめたい。
周辺中古マンションの坪単価
| 物件名 | 築年・坪単価・補足 |
|---|---|
| レクセルガーデン北綾瀬 | 築2008年・坪241万円・北綾瀬駅徒歩5分・66㎡ |
| ダイアパレス北綾瀬 | 築1995年・坪258万円・北綾瀬駅近・72㎡ |
| アモーレ北綾瀬 | 築1996年・坪255万円・北綾瀬駅近・60㎡ |
| ヴェレーナ北綾瀬 | 築2008年・坪197万円・北綾瀬駅徒歩5分・66㎡ |
※周辺の中古マンションの売り出し価格などから見た、2026年7月時点の目安です(成約価格ではありません)。売り出し価格は時期によって変わるため、比べるときは最新の相場を確かめてください。
周辺中古マンションの坪単価は197〜258万円程度。バウス北綾瀬タワーの正式価格が出たら、坪単価(価格÷専有面積×3.3058)を計算してこの水準と並べたい。新築プレミアム・タワー形態・エリア最高層という差別化要素はあるが、周辺相場との差が大きいほど、将来の転売時にその差がどこまで縮まるかは不確実になる。長期保有を前提としたファミリー向けの実需として検討するのが、現実的な購入スタンスだ。
ここに住む日常
SECTION 10 / DAILY LIFE
想定される主な購入者像は30〜40代のファミリー世帯で、大手町・霞が関・表参道方面への通勤者が軸になる。共働きのDINKs段階から購入し、子どもが生まれた後も長期にわたって使い続けることを想定したファミリー層だ。北綾瀬というエリアの価格水準は都心・城南に比べて現実的で、「千代田線直通・公園前・新築タワー」というセットを求める層にとって、選択肢として成立する物件だ。価格が出たら、周辺の相場と比べて予算に見合うかを確かめたい。
平日の朝は6〜7時台に起床し、しょうぶ沼公園を散歩してから北綾瀬始発の直通電車に乗る。座席を確保して大手町まで25分、文庫本を読むかスマホで仕事の準備をするかは自分次第だ。帰宅時は駅直結のららテラス北綾瀬に入るサミットストアで夕食の材料を買って帰る。週末は子どもをしょうぶ沼公園に連れて行き、ハナショウブの季節(5〜6月)には公園内の花を見ながら散歩する。夏の花火シーズンには屋上のスカイリンクデッキで、缶ビール片手に隅田川花火を遠望する。都心の喧騒とは異なる種類の、静かで充実した日常が像を結ぶ。
生活利便チェック:
- スーパー:ワイズマート北綾瀬店(徒歩約5分)・サミットストア ららテラス北綾瀬店(徒歩約8分)・西友北綾瀬店(徒歩約9分)
- 公立小:足立区立東加平小学校(徒歩約5分。学区は足立区教育委員会で確認してほしい)
- 公園:しょうぶ沼公園(徒歩約2分・約140品種・約8,100株のハナショウブ)
- 病院:北綾瀬駅前せたクリニック(内科・徒歩約6分)・ららテラス北綾瀬4階の北綾瀬内科/キャップスクリニック北綾瀬(小児科)(徒歩約8分)
近隣のおすすめ店(Google マップ評価★4.0以上)
※Google マップ評価(2026年9月時点)。徒歩分数は物件の位置から Google マップの徒歩ルートで調べた目安。最新の営業情報・評価は Google マップで直接確認してください。
北綾瀬の日常は「こじんまりした生活圏が心地よい」人に合う。駅・スーパー・公園・ラーメン店が徒歩10分圏に収まる密度感は、車なし・移動ミニマムで生活したいファミリーのニーズに応える。逆に、週末に渋谷や新宿に頻繁に出かける、外食・カフェ巡りが日常というライフスタイルには、このエリアは物足りないと正直に評価する。
まとめ
SECTION 11 / CONCLUSION
★評価(5段階)
※価格が未発表のため、価格の評価は正式価格の発表後に行う(2026年10月見直し)。
良い点
- 千代田線始発駅徒歩3分。直通電車なら大手町まで乗り換えなし25分で、始発なので朝も座りやすい(平日朝6〜8時台は直通14本)。通勤疲労を減らす実利は大きい
- しょうぶ沼公園に徒歩約2分の公園前立地。緑の景観は将来的に失われない担保があり、子育て環境と景観の両方で機能する
- アウトポール設計(一部住戸を除く)と、全邸のウォークインクローゼット・納戸で収納率10%超。70㎡前後の3LDKでこの収納量は水準以上で、ファミリーが長期使用できる実用性がある
気になる点
- エレベーターの基数が公式サイトで公表されていない。20階建てのタワー棟に116邸が住むため、ラッシュ時・引越し・宅配が集中する時間帯の待ち時間は、基数と運用方針を事前にモデルルームで確認しておきたい
- 荒川・綾瀬川に挟まれた低地(標高約0m)で、想定最大規模の洪水・高潮とも浸水深3〜5mの区域にある。万が一の大規模洪水時には共用設備(エレベーター機械室・電気室)の被害が住戸利用に影響する可能性がある。購入前に足立区ハザードマップと物件の設備配置を照合することを強く勧める
こんな人にすすめる/すすめない
すすめる:大手町・霞が関・神保町方面に通勤する30〜40代のファミリー世帯で、毎朝座って通勤できる環境と公園の近さを重視する方。都心から少し離れた静かな住環境を求めている方(価格は2026年10月6日時点で未定のため、正式価格が出たら周辺の相場と並べて確かめたい)。
すすめない:渋谷・新宿・池袋方面に毎日通勤する方(乗り換え回数と所要時間で不利)。日中の外出頻度が高く、電車の本数の少なさがストレスになる方。水害リスクの高い低地であることを受け入れられない方。
・中央日本土地建物「バウス北綾瀬タワー」公式サイト:https://www.baus-web.jp/baus/kitaayase/(物件概要:outline、2026年9月23日閲覧・販売期と価格は2026年10月6日に再確認)
・東京メトロ 北綾瀬駅 時刻表(平日):東京メトロ
・足立区「学区域一覧 住所順」(令和8年度):足立区/足立区「しょうぶ沼公園」:足立区
・東京都「地震に関する地域危険度測定調査(第9回)」/国土地理院 標高データ・指定避難所データ
・SUUMO 北綾瀬駅周辺中古マンション情報(2026年7月時点)
・国土交通省 重ねるハザードマップ
・足立区洪水・内水・高潮ハザードマップ(令和4年4月改訂)
・国土地理院 地理院地図(海抜・標高)
・案内図:Google マップ/中央日本土地建物「バウス北綾瀬タワー」公式サイト(現地案内図)
※掲載画像は売主公式サイトからの引用です。
※案内図はGoogle マップの埋込機能を使用。現地案内図は売主公式サイトからの引用です。
バウス北綾瀬タワーの価格・間取りが気になったら
最新の価格や詳細間取りは、資料請求・エントリーが最速の入手ルートです
※本記事の情報は2026年7月29日時点のものです(物件概要・交通・ハザード・周辺施設は2026年9月23日に、物件概要の販売期と価格は2026年10月6日に確認し直しました)。価格・仕様・スケジュールは変更になる場合がありますので、最新情報は公式サイトまたはモデルルームにてご確認ください。購入の最終判断は必ず重要事項説明書と契約内容を直接ご確認ください。
- 価格・販売戸数・管理費などは、記事に書いた日付の時点で売主の公式サイトなどに公開されていた情報です。販売状況や価格は変わることがあります。
- 坪単価は公開された価格と専有面積からの計算、周辺の中古相場は売り出し事例などにもとづく目安で、実際の取引価格を示すものではありません。公式に発表されていない価格の予想は掲載していません。
- ★の評価、「割高・割安」の判断、設計の読み解きは、一級建築士である筆者の個人的な見解です。将来の価格・資産価値・住み心地を約束するものではありません。
- ハザードや地域の情報は、国や自治体が公開している資料をもとにしています。最新の内容は各自治体の資料で確かめてください。
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